心形唐流
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/04 05:02 UTC 版)
「無限の住人の登場人物」の記事における「心形唐流」の解説
伊羽研水(いばね けんすい) 演 - 山崎努 加賀藩主・前田家の剣術指南役であった伊羽軒秋(いばね けんしゅう)により開かれた新興流派の2代目師範。重い病により、余命僅かとなっている。逸刀流の考えに共感し、師・軒秋の忘れ形見でもある自身の養女・密花を天津が娶ることを条件に、心形唐流を逸刀流の傘下に組み入れることを提案する。しかし、直後に密花の命を形に幕府から脅され、やむなく門下生に天津を襲わせたのち、天津の目の前で自害した。 伊羽密花(いばね ひそか) 伊羽研水の養女。実父は心形唐流創始者・伊羽軒秋。難病を患い、命を繋ぐため劇薬を服用し、その副作用によりほとんど眼が見えない。温厚な気質で門下生達から慕われるが、内心では山奥で亡き実父のしがらみに翻弄される己の境遇に絶望している。いつしか自分を解放してくれる者の来現を切望するようになり、天津影久にその姿を重ねた。心形唐流の仇となった天津の逃走を助けた後、研水の後を追うように自害した。 入谷(いりや) 声 - 青木崇(第2作) 門下生。どもりがあるが、剣の腕は門下生の中でも随一。密花に恋心を抱いており、天津の来訪を快く思っていなかった。師と密花の自死を天津のせいだと考え、他の門下生と共に手負いとなった天津を追い詰めるが、駆けつけた乙橘槇絵に阻まれる。最後は隻腕となり、満身創痍の天津と一騎討ちを挑んだが、天津の捨て身の攻撃に敗れた。 虎杖(こづえ) 声 - 平修(第2作) 門下生。落ち着きのある人物で、入谷の諌め役。伊羽親娘の仇を討つべく、一党で天津を湖畔まで追い詰めるも駆けつけた凶に阻まれる。激闘の末に致命傷を受け、心形唐流の壊滅を目にしながら息絶えた。 遠野(とおの)・滝(たき) 声 - 瀧村直樹(第2作) 門下生。遠野は短髪、滝は長い前髪の男であり共に行動することが多い。入谷と同じく天津の来訪を快く思っておらず、研水死後に門下生たちを率いて天津を追跡。凛と天津を追い詰めたところ、その場に居合わせた万次と対決。敗死した。
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