検収
検収とは、商取引において、納品された品物が発注した通りの数量あるいは仕様で間違いないことを確かめ、その上で品物を受け取ることである。
検収の行程では、品物の種類・個数・瑕疵の有無などが確認される。文章、イラスト、ソフトウェアなどのように実体のない生産物も、仕様通りかどうかを確認するために検収が行われる。
一般的に、検収が完了した時点で、品物を正式に受け取ったものとして扱われる(「請求」の対象となる)。検収の行程の中で品物に瑕疵や不備が見つかった場合は納品者(受注した側)のミスとみなされるが、検収が完了した後に瑕疵や問題があると発覚した場合は検収者(発注した側)のミスとみなされる。
検収の「検」の字には「調べる」という字義がある。検査、検索、検証、検討、といった語で用いられている。ちなみに常用外の読み方で「あらためる(検める)」という訓読みがある。検収の「収」は「手に入れる」「結果を得る」という意味の字である。
「検収」と似た言葉に「検品」が挙げられる。「検品」も「製品をよく確かめる」という意味で用いられるが、「検収」とは異なり「品物を受け取る」という意味合いが含まれない。また、「品質を確認する」という意味合いを含む場合が多い。
けん‐しゅう〔‐シウ〕【兼修】
けん‐しゅう〔‐シウ〕【検収】
読み方:けんしゅう
[名](スル)納入品が発注どおりか検査して受け取ること。品物の種類や数量、破損の有無、機器の動作確認などを行って品物を引き取ること。また、コンピューターのシステム開発を外注したときに、納品されたシステムを検証すること。「—書」
けん‐しゅう〔‐シウ〕【献酬】
けん‐しゅう〔‐シウ〕【研修】
読み方:けんしゅう
1 [名](スル)職務上必要とされる知識や技能を高めるために、ある期間特別に勉強や実習をすること。また、そのために行われる講習。「入社後—を受ける」「海外—」
2 入国管理法における外国人の在留資格の一。日本国内の企業等で、研修生として、社員研修や工場見学など実務を伴わない研修を受けることができる。→技能実習
けん‐しゅう【顕宗】
検収
けんしゅう
けんしゅうと同じ種類の言葉
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