役満の包が成立した場合の支払い
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/29 16:46 UTC 版)
「責任払い」の記事における「役満の包が成立した場合の支払い」の解説
大三元の包ツモ和了の場合 ロン和了の場合 支払い免除0 傍観者0 包者-32000 支払い免除0 包者-16000 放銃者-16000 和了者 (子)+32000 和了者 (子)+32000 (赤が包による特殊な支払い) 副露によりこれらの役満が確定してしまった場合、その役が和了に至ったときには、 ツモ和了の場合、確定する副露を発生させた者が全額を支払う。 ロン和了の場合、確定する副露を発生させた者と振り込んだ者が半分ずつ支払う。[要検証 – ノート] という特殊な点棒のやりとりが行われる。(右図) なお、複数の役満が重複した場合、責任払いの対象になるのは包の対象となった役のみで、それ以外の役満の分の点数については通常通りの支払いとなる。例えば、風牌4種を4副露した者が三元牌の単騎待ちで和了した場合、つまり大四喜・字一色のダブル役満を和了した場合、以下のような支払いになる。 大四喜の包に字一色が複合しているケースツモ和了の場合 ロン和了の場合 ツモ被害-16000 傍観者0 包者-16000-48000計-64000 ツモ被害-16000 包者-24000 放銃者-24000-48000計-72000 和了者 (親)+96000 和了者 (親)+96000 (赤が包の分の支払い) ツモ和了の場合(右図左)4種類目の風牌を鳴かせた者が大四喜の支払い全額+字一色の通常の支払いで、48000+16000=64000点の支払い。 それ以外の2人は字一色ツモの分の16000点の支払いのみ。 4種類目の風牌を鳴かせた者からのロン和了の場合通常と変わらず96000点全額を支払う。 別の者からロン和了した場合(右図右)4種類目の風牌を鳴かせた者は大四喜の包の分、48000の半額の24000点を支払う。 放銃したものは大四喜の半分と字一色の分の全額、24000+48000=72000点を支払う。 つまり包が適用されるのは大四喜の分だけで、字一色の分については通常の点棒のやり取りを行う(四喜和#大四喜の包も参照)。 役満の複合を認めず、上記のような役でもシングル役満として扱って打止めにするルールの場合には見解が分かれる可能性もあるが、大四喜という役満を確定させた点を重視して包を適用することがほとんどである。この場合は包の適用を受ける役が優先されるため自模和には1人払い、栄和には折半となる。
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