彩雲_(航空機)とは? わかりやすく解説

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彩雲 (航空機)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/29 00:16 UTC 版)

彩雲(さいうん)は、太平洋戦争中期から運用された大日本帝国海軍艦上偵察機。略符号はC6N。第二次世界大戦中では唯一、偵察専用として開発された艦上機である。命名由来の「彩雲」とは雲が虹色に輝く吉兆ともされる天象。アメリカ軍によるコードネームは「MYRT(マート)[2]」。


注釈

  1. ^ 採用当時は十年式艦上偵察機
  2. ^ 油圧式
  3. ^ 着陸/着艦時45度、離陸/離艦時25度、子フラップはスロテッド式で最大20度下がる
  4. ^ フラップを全開(45度)にすると連動して左右エルロンが15度下がり高揚力装置とエルロンの機能を兼務する
  5. ^ 強力なファウラーフラップを持つB29も同じく逆キャンバーの水平尾翼である
  6. ^ 基地に帰投後、上官から「余計な電文を打つな」と叱られたというオチも伝えられている(碇義朗『新司偵』)
  7. ^ 艦上偵察機だったが、艦載機として使われたことはない
  8. ^ 部隊の約半数と思われる。

出典

  1. ^ 野沢正 『日本航空機総集 中島篇』 出版協同社、1963年、222頁。全国書誌番号:83032194
  2. ^ https://ejje.weblio.jp/content/Myrt
  3. ^ a b 光人社 軍用機メカ・シリーズ③ P.102
  4. ^ 養賢堂 飛行機設計論 P.97 P.374~P.375
  5. ^ 光人社 軍用機メカ・シリーズ③ P.25
  6. ^ 光人社 軍用機メカ・シリーズ③ P.103
  7. ^ 前間孝則 (2013-11-10). 日本の名機をつくったサムライたち 零戦、紫電改からホンダジェットまで. さくら舎. ISBN 4906732577 
  8. ^ 内藤子生 (1993). “特1 彩雲(C6N1)の思い出”. 可視化情報学会誌 13 (supplement1): 4. doi:10.3154/jvs.13.Supplement1_3. 
  9. ^ 中日新聞2012年3月29日朝刊11版38面の記事より
  10. ^ 中日新聞2012年4月25日朝刊11版32面の記事より


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