建設国債
建設国債(けんせつこくさい)
主に道路・港湾などの公共事業への支出に充てる。建設国債の発行の対象となる社会資本は、将来の世代も負担することになるため、長期に利用される公共財に限られている。
建設国債は、財政法の特例として発行される。財政法第4条では、歳出の財源は税収でまかなうことを原則としつつも、公共事業に限って国債の発行が認められている。このため、建設国債のことを4条国債とも言う。
近年、景気を刺激する目的で、減税や公共事業投資が積極的に行われてきたため、大量の国債を発行し、公債依存度が増大した。
建設国債とは別に、赤字国債も財源の調達に使われる。赤字国債を発行するためには、個別の特別立法が必要になる。
建設国債と赤字国債を合わせた公債発行額は、2000年度当初予算で32.6兆円にも上り、地方分も含めた累積発行残高は645兆円程度になると見込まれている。
(2000.08.08更新)
建設国債
「建設国債」の例文・使い方・用例・文例
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