公共財とは? わかりやすく解説

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こうきょう‐ざい【公共財】

読み方:こうきょうざい

各個人が共同消費し対価支払わない人を排除できず、ある人の消費によって他の人の消費妨げられない財・サービス通常、国など公共部門によって提供される公園一般道路消防・警察など


公共財

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/02/08 23:40 UTC 版)

公共財(こうきょうざい、: public good)は、経済学の用語であり、非競合性あるいは非排除性の少なくとも一方を有するとして定義される。対語として、競合性と排除性とを有する私的財がある。


注釈

  1. ^ 例えば食品であれば誰かが食べてしまえば他の人はその食品を食べることができない(競合性)。
  2. ^ 例えば、私たちはケーキを食べる前に、商店においてある価格付けをされた商品としてのケーキを対価、つまり現金を払い買わなくてはならず、対価を支払いしない者は排除され、排除が可能である。
  3. ^ 消費が競合的でない財は、消費者が増えても誰かの便益が減少するわけではない。そのため、経済的には追加的な消費者を拒むべき理由はなくなる。
  4. ^ ケネス・アロー (1962) によって、知識は公共財的性格のほかに、不可分割性と不確実性を持つ特殊な財であることが指摘されている[要出典]

出典

  1. ^ Mankiw, N. Gregory 著、足立 英之、石川 城太、小川 英治、地主 敏樹、中馬 宏之、柳川 隆 訳 『マンキュー経済学 ミクロ編』 1巻(4版)、東洋経済新報社〈マンキュー経済学シリーズ〉、2019年9月27日。ISBN 978-4-492-31519-4OCLC 1285524003 
  2. ^ エリノア・オストロム 2000.
  3. ^ 小田切宏之 『企業経済学』(2版)東洋経済新報社、2010年、194頁。ISBN 978-4-492-81301-0 
  4. ^ ローレンス・レッシグ 著、山形浩生 訳「第6章 二つの経済:商業と共有」 『REMIX : ハイブリッド経済で栄える文化と商業のあり方』翔泳社、2010年2月26日、第6章頁。ISBN 978-4-7981-1980-9OCLC 674670877https://www.shoeisha.co.jp/book/detail/9784798119809 


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