延縄の構造と種類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/30 18:31 UTC 版)
延縄の構造は、幹縄(みきなわ)にのれんのように、枝縄(えだなわ)を何本も一定間隔にたらすようになっている。枝縄の先には釣り針、または疑似餌がつく。また、幹縄を支えるための浮きを取り付ける浮き縄もある。 幹縄の長さは数10mから数1000m、マグロ延縄などでは10kmから100kmを超えるものもある。延縄を扱いやすくするため、幹縄は比較的短く分割できるようになっている。この分割単位のことを「鉢」とよぶ。鉢は、延縄を巻き取り保管するための鉢から語源がきている。 延縄の仕掛けを設置することを「投縄(なげなわ)」、回収することを「揚縄(あげなわ)」と呼ぶ。現在ではほぼ機械により、枝縄の取り付け、捕獲した魚の回収なども自動化されている。 延縄は、さらに延縄の張る深さによって、浮延縄と底延縄の2つに分けることができる。
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