平昌オリンピック銀メダル獲得
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 01:51 UTC 版)
「宇野昌磨」の記事における「平昌オリンピック銀メダル獲得」の解説
2018年2月、韓国で開催の平昌オリンピックでは、まず団体戦で日本人代表選手としてショートプログラムに登場。ショートプログラムでは各国のエース選手が投入されたが転倒が相次ぐ波乱の展開が続くなか、103.25点を記録する唯一の100点超えで、2位に10点以上を付け1位に立ち、日本チームのフリープログラム進出と5位入賞に貢献した。 男子シングル個人種目では、ショートプログラムでは最初に4回転フリップを成功、後半に4回転と3回転の連続トーループを決めた。トリプルアクセルでは着氷で乱れかけたもののこらえ、1位の羽生結弦に約7.5点差、2位のハビエル・フェルナンデスに約3.5点差離れた104.17点で3位に付けた。 フリーでは出場24選手で最後の滑走順となった。冒頭の4回転ループですぐに転倒するも、4回転フリップは成功、3回転ループも決めた。後半では、4回転と2回転の連続トーループは2本とも着氷が乱れたが、イーグルからのトリプルアクセルや最後の4回転となったトーループは成功、さらにトリプルアクセルからの3連続ジャンプ、サルコーとトーループの連続ジャンプを決める。結果フリーのみの得点では202.73点、最終順位でフェルナンデスを1.68点上回る総合得点306.90点で、自身初の五輪出場で銀メダルを獲得。日本フィギュアスケート選手では、伊藤みどりと浅田真央(共に女子シングル)に続く3人目の五輪銀メダル獲得となり、日本男子シングル・フィギュアスケート選手では、歴代3人目の五輪メダリストとなる。 日本フィギュアスケート史上初の五輪複数表彰台及びワンツーフィニッシュとなる。更にフィギュアスケートの男子シングル種目史上でも、五輪同国ワンツーフィニッシュは2002年ソルトレイクシティ五輪以来16年ぶり、日本冬季五輪史上でも1972年札幌オリンピックのスキージャンプ70m級、笠谷・金野・青地の表彰台独占以来46年ぶりとなる。
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