平昌オリンピックアルペンスキー競技女子スーパー大回転
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/09 09:38 UTC 版)
「番狂わせ」の記事における「平昌オリンピックアルペンスキー競技女子スーパー大回転」の解説
メダル獲得の可能性が高い20番滑走が終わった段階でトップに立っていたオーストリアのアンナ・ファイトの連覇が確実と見られていたが、26番スタートのチェコのエステル・レデツカがファイトのタイムを0.01秒上回る快走を見せ、チェコスロバキア時代も含めてチェコにアルペンスキー競技における初の金メダルをもたらした。レデツカの本職は当時、2017年の世界選手権で優勝するなどの活躍をしていたスノーボードパラレル大回転であり、アルペンスキー競技においてはワールドカップでは7位、世界選手権では20位が最高と実力者と言えるには程遠い存在だった。この種目では、借り物のスキー板で滑っていた。この快挙で、19番スタートのオーストリアのコーネリア・ヒュッターが滑り終わった段階でファイトが連覇を果たしたと報道していたアメリカのNBCが報道を訂正する事態になった。レデツカは、2月24日に行われたスノーボード女子パラレル大回転でも金メダルを獲得し、冬季オリンピック史上初めて1大会で異なる2つの競技(狭義上。アルペンスキーとスノーボードの統括団体は同じ国際スキー連盟であるため、広義の上では同一競技となる。)で金メダルを獲得した女子選手となった。
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