帝国軍人として異例の出世
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/27 01:48 UTC 版)
「ラインハルト・フォン・ローエングラム」の記事における「帝国軍人として異例の出世」の解説
初陣は願っていた宇宙での艦隊勤務ではなく、惑星カプチェランカに駐屯した際の地上戦であった。その後はオーディンの軍務省で大尉として勤務、第5次イゼルローン攻防戦では少佐として駆逐艦エルムラントIIの艦長、大佐として憲兵隊勤務、准将としてヴァンフリートの会戦に参加、少将として第6次イゼルローン攻防戦に、第3次ティアマト会戦時には中将、第4次ティアマト会戦時には大将として戦った。参加した戦いでは天賦の才を発揮して数々の軍事的功績を挙げ、20歳にして上級大将となり、断絶していたローエングラム伯爵家の名跡を継ぐという異例の出世を果たす。 また、そこに至る戦いの中で、後に部下となる優秀な軍人と巡り会う(OVA版においては、末端の兵士達との交流や、原作では描かれなかった後の部下との出会いが追加されている)。しかし、門閥貴族や軍上層部からは、皇帝の姉に対する恩寵による出世と嫉まれ、「スカートの中の大将」と揶揄された(劇場版第1作での描写)。 ベーネミュンデ侯爵夫人にはしばしば命を狙われて何度か絶体絶命の危期に陥ったが、キルヒアイスの活躍もあり暗殺の魔の手から逃れつづけた。 アスターテ会戦の功積で帝国元帥・宇宙艦隊副司令長官、アムリッツァ会戦の功績で宇宙艦隊司令長官・侯爵と軍の実権を着実に握る。リップシュタット戦役では「帝国軍最高司令官(帝国軍三長官職(軍務尚書・統帥本部総長・宇宙艦隊司令長官)を全て兼任した職名)」となり門閥貴族勢力を打倒し、さらに戦役終結後にラインハルトを排除しようとしていた帝国宰相リヒテンラーデ公も排除する。そして自らが帝国宰相も兼任、爵位を公爵に進め、軍事のみならず国政の実権も掌中にし、幼い皇帝の下で事実上の銀河帝国の支配者となる。
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