岩国市過疎地域乗合バス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 13:55 UTC 版)
「いわくにバス」の記事における「岩国市過疎地域乗合バス」の解説
2015年(平成27年)10月1日より岩国市からの委託を受けて運行している一般路線バス。しかし実際にはこの当日に運行を開始した「過疎地域乗合バス」は無く、翌10月2日の二鹿線運行をもって事実上の運行開始となった。 岩国市では1995年1月より、旧岩国市地域の路線バス等が行き届かない過疎地域に居住する高齢者および障害者に限定して、高齢者等過疎地域福祉バス「ゆめあい号」を運行していた。これは貸切バスとしての運行であった。 しかし岩国市が2014年3月に策定した「地域公共交通総合連携計画」第二次計画の中で、「ゆめあい号」が唯一の公共交通手段となっている地域が存在することもあり、より多くの人が利用できるよう一般路線バスとして運行することが望ましいと提言した。その後、2014年12月策定の「岩国市中山間地域振興基本計画」、2015年10月策定の「岩国市まち・ひと・しごと創生総合戦略」において、「ゆめあい号」の一般路線化が取り組むべき施策の一つとして認められ「過疎地域乗合バス」に転換するに至った。 2015年(平成27年)10月1日から、持ヶ峠線・叶木線・二鹿線の3系統が運行開始されたが、持ヶ峠線・叶木線は2018年12月をもって運行を終了し(詳細後述)、以降は二鹿線のみが運行されている。全区間にわたって運行区間により乗車または降車に限定するクローズドドアシステムが導入されているほか、一部区間ではフリー乗降制が導入されている。運行頻度は週1~2往復となっている。 いわくにバスでは現在、広島県内の路線バスを中心に導入されているバスロケーションシステム「BUSit」を導入しているが、過疎地域乗合バスについては導入対象となっていない。 また年末年始は、いわくにバスの他の路線バスでは別途定めるところに従い運行されているが、過疎地域乗合バスは運休となる。 現行路線 [26] 二鹿線:北河内駅 - 二鹿体育館 - 伊房 - 宮前橋 - 新岩国駅 - 錦帯橋 - 岩国駅(西口) 移管路線 [44] 持ヶ峠線:小川津 - 上迫 - 持ヶ峠 - 下阿品 - 上阿品 - 下多田 - 錦帯橋 - 裁判所 - 市役所 - 岩国駅 [88] 叶木線:六呂師口 - 欽明路 - 叶木 - 大藤 - 通津公民館 - 南岩国駅 - 岩国医療センター - 岩国駅
※この「岩国市過疎地域乗合バス」の解説は、「いわくにバス」の解説の一部です。
「岩国市過疎地域乗合バス」を含む「いわくにバス」の記事については、「いわくにバス」の概要を参照ください。
- 岩国市過疎地域乗合バスのページへのリンク