岡山電軌入線後
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/12 01:14 UTC 版)
「東武100形電車 (軌道)」の記事における「岡山電軌入線後」の解説
日光軌道線の全廃で不要となった本形式であるが、その時点で経年が15年と車齢が若かったため、そのまま解体せず譲渡先が求められた。 そこで1968年5月に既存の2軸車の淘汰を計画し、軌道条件に適合する中古車を探し求めていた岡山電気軌道がまず102・105・106・107・110の5両を購入、102・105・107の3両を岡軌3000形3001・3002・3004として車掌が乗務するいわゆるツーマンカー形態で、106・110の2両を3003・3005としてワンマン・ツーマン両対応車として、それぞれ自社東山工場で改造、1968年8月23日に設計認可され、同年11月20日より順次就役を開始した。 岡山電気軌道は続いて1969年1月に残る5両も購入、104・108の2両がやはり自社東山工場でワンマン・ツーマン両対応仕様に改造の上で3006・3007となり、101・103・109は岡軌1000・岡軌2000形の改造を担当した大阪車輌工業の手でワンマン・ツーマン両対応仕様への改造工事を実施の上で3008 - 3010として入線、1969年1月20日付設計認可で順次就役が開始された。 また、ツーマンカーとして竣工した3001・3002・3004についても、1970年8月の全線ワンマン化に合わせ、定期検査のタイミングをとらえて自社東山工場で同年5月から10月にかけてワンマン・ツーマン両対応化改造工事が施工されている。
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