層状雲とは? わかりやすく解説

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そうじょう‐うん〔ソウジヤウ‐〕【層状雲】

読み方:そうじょううん

弱い上昇流によって広い範囲形成される平方向に広がり表面滑らかで、雲頂凹凸少ない。巻雲巻積雲巻層雲高積雲高層雲乱層雲層積雲層雲これにあたる。→対流雲


層状雲(そうじょううん)

上層雲中層雲下層雲全て称して層状雲と呼び、高い方から すじうろこ雲うす雲おぼろ雲ひつじ雲・あまなどその形によって呼ばれている。
パラグライダー世界ではサーマル伴わない、つまり積雲積乱雲以外の全て層状雲と考えてよい。
天気予想する際に、上層雲が東に去っていけば天気良くなる方向で、西から近づけば下り坂となる傾向がある。

層状雲

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/02/24 05:52 UTC 版)

層状雲
空を覆う層状雲
略記号 str
層状雲
高度 (中緯度地域で)地上付近 - 13,000 m
特徴 層状、空全体を覆っている
降水の有無 あり
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層状雲(そうじょううん、ラテン語学術名:stratiformis、略号:str)とは、巻積雲高積雲層積雲に見られる種の1つ。上空で層状・シート状に雲が大きく水平に広がるもの[1][2]。層状巻積雲、層状高積雲、層状層積雲ともいう。

高積雲や層積雲では最もよく現れる形状。巻積雲ではときどきみられる[2][3][4][5]

集合したたくさんの雲片が層状・シート状に並び、ときに切れ目・隙間があり、層積雲ではひとつひとつの雲の塊が平坦になっている[1][3][5]

雲の隙間や濃淡が模様になることがある。層状雲が2層以上発生することもある[1]

"stratiformis"はラテン語で「広がった、層に覆われた」を意味するsternereの分詞stratusと、「形、形状」を意味するformaの2語の合成語[6]

層状高積雲を拡大した写真

出典

  1. ^ a b c 田中達也、『雲・空』〈ヤマケイポケットガイド 25〉、山と溪谷社、2001年 ISBN 978-4-635-06235-0 pp.118-119「層状雲」
  2. ^ a b Stratiformis”. International Cloud Atlas(国際雲図帳. WMO(世界気象機関) (2017年). 2023年2月24日閲覧。
  3. ^ a b Cirrocumulus stratiformis (Cc str)”. International Cloud Atlas. WMO (2017年). 2023年2月24日閲覧。
  4. ^ Altocumulus stratiformis (Ac str)”. International Cloud Atlas. WMO (2017年). 2023年2月24日閲覧。
  5. ^ a b Stratocumulus stratiformis (Sc str)”. International Cloud Atlas. WMO (2017年). 2023年2月24日閲覧。
  6. ^ Appendix 1 - Etymology of latin names of clouds”. International Cloud Atlas. WMO (2017年). 2023年2月24日閲覧。



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