せき‐うん【積雲】
つみ‐ぐも【積(み)雲】
積雲(せきうん)
パラグライダーにとってサーマルの目安となる積雲(キムラス) |
積雲は、底が比較的平らで上方に盛り上がっており縁がモクモクした形をとっている。
この雲は対流やサーマルなど、しっかりした上昇気流があるところで発生する。上昇気流を探す手がかりをはじめ、その日の獲得高度の目安やサーマルの発生状態も察知でき、パラグライダーにとっては大変有り難い雲である。
積雲はその大気の安定度で形が大きく変わってくる。
比較的安定な状態では雲が横に平たくなり易く、不安定な時には縦に大きく成長する。
大きく成長が進んでいく積雲は非常に強い上昇気流と乱流をもたらし場合によっては積乱雲になる可能性が有り大変危険である。
積雲を利用したソアリングは積雲の成長度合いを観察しながらフライトし、安全率を高くとり、早めに離れる事を心がけたい。
フライト中の観察例
1 バリオの上昇率を常に確認していること。
2 積雲を下から覗き、雲底が黒く(暗く)なりはじめていたら、積雲はかなり発達している。
3 地上に映った積雲の影から発達具合を確認していく。
積雲
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/02/23 09:58 UTC 版)
積雲(せきうん)は、晴れた日によく発生する、綿のような形をした雲。綿雲(わたぐも)とも呼ばれ、形状は綿菓子にも喩えられる。上部はモコモコしていて形がよく変わるが、雲底は平たい。上に向かって成長し、下や横にはほとんど成長しない。また、雲内部の雲粒の密度が高く、日光が当たった時の明暗がくっきりと表れるのも特徴である[1][2][3]。
注釈
- ^ 日本語訳未確定。
波頭雲 などの案がある。
出典
- ^ a b 『雲・空』pp.88-99.
- ^ a b c 『気象観測の手引き』p.51.
- ^ a b c d e f g h i “Cumulus (Cu) > Explanatory remarks and special clouds” (英語). International Cloud Atlas(国際雲図帳). WMO. 2021年1月10日閲覧。
- ^ “Appendix 1 - Etymology of latin names of clouds”. International Cloud Atlas(国際雲図帳). WMO. 2021年1月10日閲覧。
- ^ a b c 「お天気豆知識 No.87 積雲」、バイオウェザー、2008年4月、2023年2月23日閲覧
- ^ 『雲・空』pp.8-9.
- ^ a b c 『気象観測の手引き』p.57.
- ^ “Hydrometeors > Associated cloud forms table” (英語). International Cloud Atlas(国際雲図帳). WMO. 2021年1月10日閲覧。
- ^ 『雲・空』p.123.
- ^ 『雲・空』p.122.
- ^ 『雲・空』pp.124-125.
- ^ 『雲・空』pp.100-111.
- ^ 『雲・空』p.121.
- ^ 『雲・空』p.12.
- ^ “Cloud classification summary”. International Cloud Atlas(国際雲図帳). WMO (2017年). 2023年2月22日閲覧。
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