尊号としての松翁
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名誉の尊号としては20代庄之助が最初で現在までただひとりとなっている。裁きの確かさ、土俵態度などの風格が見事だったので前例をひいて「松翁」の名乗りを許されたものでこの時には横綱免許と同様、吉田司家の裁可が仰がれた。当時の番付にも「松翁 木村庄之助」と記載された。 22代庄之助も停年直前となる1959年11月場所前に吉田司家が松翁の名乗りを許す決定を出したが相撲協会内部には反対意見が多く結局松翁にはなれなかった。 近年では28代庄之助が松翁にならなかったことに首をかしげる好角家も多いが、上述の通り20代目は吉田司家から免許を受けている。戦後、横綱推挙の権限は日本相撲協会に譲渡されたが松翁免許についてははっきりしない。松翁を認めることについて日本相撲協会と吉田司家の絶縁状態が関係しているとすると、今後も新しい松翁の誕生は難しい。 表 話 編 歴 立行司木村庄之助初代 2代 3代 4代 5代 6代 7代 8代 9代 10代 11代 12代 13代 14代 15代 16代 17代 18代 19代 20代 21代 22代 23代 24代 25代 26代 27代 28代 29代 30代 31代 32代 33代 34代 35代 36代 37代 式守伊之助初代 2代 3代 4代 5代 6代 7代 8代 9代 10代 11代 12代 13代 14代 15代 16代 17代 18代 19代 20代 21代 22代 23代 24代 25代 26代 27代 28代 29代 30代 31代 32代 33代 34代 35代 36代 37代 38代 39代 40代 41代 過去木村玉之助 関連項目松翁 副立行司
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