寝覚発電所
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/04/20 01:27 UTC 版)
寝覚発電所(ねざめはつでんしょ)は、長野県木曽郡上松町大字小川にある関西電力株式会社の水力発電所である。木曽川水系にあるダム水路式発電所で、最大出力3万5,000キロワットにて運転されている[1]。
- ^ a b 「関西電力の水力発電所 水力発電所一覧」 関西電力、2017年8月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年7月6日閲覧
- ^ a b c 「東海電力部・東海支社の概要 木曽電力所の紹介」関西電力、2017年8月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年7月6日閲覧
- ^ a b 「水力発電所データベース 発電所詳細表示 寝覚」 一般社団法人電力土木技術協会、2018年7月6日閲覧
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab ac 『大同電力株式会社沿革史』111-114頁
- ^ a b c d e f g h i 杉山光郎ほか「木曾発電所工事とダム左岸砂れき層の処理について」
- ^ a b c d e f 『電力発電所設備総覧』平成12年新版197頁
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o 『日本発送電社史』技術編76-77頁・巻末附録19頁
- ^ a b c 「水力発電所データベース 発電所詳細表示 上松」 一般社団法人電力土木技術協会、2018年7月6日閲覧
- ^ a b c d e 『大同電力株式会社沿革史』79-86頁
- ^ a b 『大同電力株式会社沿革史』100-102頁
- ^ 『大同電力株式会社沿革史』171-172頁
- ^ 『大同電力株式会社沿革史』414-418頁
- ^ 『大同電力株式会社沿革史』424-426・452-543頁
- ^ 『関西地方電気事業百年史』939頁
- ^ 『関西地方電気事業百年史』504・606頁
- 1 寝覚発電所とは
- 2 寝覚発電所の概要
- 3 設備構成
- 4 歴史
- 5 脚注
寝覚発電所
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/24 15:07 UTC 版)
名古屋電灯時代の1917年(大正6年)に水利権許可を受けた「大桑第一水力」は、実際の開発にあたっては3分割され、これまで須原、桃山と開発が進んできたが、残る寝覚水力だけは開発が延期されていた。同地点で1936年9月に着工、1938年(昭和13年)9月に完成したのが寝覚発電所である。 所在地は長野県西筑摩郡上松町。元々は1万kW程度の発電所の予定であったが、木曽川のほか王滝川と小川からも取水するように設計を改め、出力は3万2,600kWとなった。ここでも使用水量増加のため、1939年3月に出力が3万5,000kWに増強されている。基本的に東京方面への送電にあてるが、余剰分を関西方面へも送電し得るようにするため、設備は50ヘルツ・60ヘルツ双方の周波数に対応する設計とされた。水車・発電機各2台と変圧器はすべて日立製作所製である。 また寝覚発電所の建設に伴い、須原変電所より寝覚発電所を経て東京送電線の松島開閉所へ至る154kV送電線が1937年に完成し、木曽川筋と東京方面が直接154kV送電線で繋がった。
※この「寝覚発電所」の解説は、「大同電力」の解説の一部です。
「寝覚発電所」を含む「大同電力」の記事については、「大同電力」の概要を参照ください。
- 寝覚発電所のページへのリンク