寛平御時后宮歌合とは? わかりやすく解説

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かんぴょうのおおんとききさいのみやのうたあわせ〔クワンピヤウのおほんとききさいのみやのうたあはせ〕【寛平御時后宮歌合】

読み方:かんぴょうのおおんとききさいのみやのうたあわせ

平安時代歌合わせ寛平元年5年(889〜893)に、光孝天皇の后、班子(はんし)女王主催春・夏・秋・冬・恋の5題各20番、計100番200首。寛平歌合


寛平御時后宮歌合(十巻本)

主名称: 寛平御時后宮歌合(十巻本
指定番号 56
枝番 00
指定年月日 1952.03.29(昭和27.03.29)
国宝重文区分 国宝
部門種別 書跡・典籍
ト書
員数 1巻
時代区分 平安
年代
検索年代
解説文: 平安時代作品

寛平御時后宮歌合〈藤原定家、同為家筆/〉

主名称: 寛平御時后宮歌合〈藤原定家、同為家筆/〉
指定番号 2447
枝番 00
指定年月日 1989.06.12(平成1.06.12)
国宝重文区分 重要文化財
部門種別 書跡・典籍
ト書 藤原定家書写奥書
員数 1巻
時代区分 鎌倉
年代
検索年代
解説文:  『寛平御時后宮歌合』は、寛平元年八八九)から同五年の間に成立した推定される歌合である。本文の構成は春、夏、秋、冬、恋の五題各二十番を収める形式をとるが、通常の歌合にある判者方人などの記載はない。詠者は藤原興風紀貫之一七人の名がみえるが、所収歌は必ずしも当時新作ではなく旧作読人知らずの歌を含み一種撰歌のようなものであった考えられている。所収歌のうち一七〇首が『新撰万葉集』に収録されており、その編纂とこの歌合密接な関係にあったことが指摘されている。
 冷泉家本は、もと粘本の料紙を相剥ぎして巻子本改めたもので、巻頭藤原定家一一二-一四一)筆で「寛平御時后宮歌合」と外題した原表紙付している。「□□歌合二百首/〉」の首題次いで四季合百番之中册一首古今集有之」と親本注記書写し、さらに「此字不知誰人所注、所入太多歟」と定家注記があり、これらを含む巻頭九行が定家書写になり、以下は書風よりみて子息藤原為家一一九七-一二七五)の書写になるものである。この歌合は本来は二〇〇首からなるが、本巻所収一九一首で、文中には「左」「右」の記載のみで歌を欠く箇所もあり、番付記載もない。文中には親本にあったとみられる古今」「後撰」等の集付【しゆうづけ】に加えて定家筆の「拾遺」「愚撰」(新勅撰集)の集付や見せ消ち、加注等があり、巻末には定家の筆で、
 「此歌多有字誤、又古今本多有替
 字等、皆是本々之所写来歟
 推而不改直」
奥書がある。
 『寛平御時后宮歌合』は十巻本歌合二十巻本歌合両系統が知られるが、本巻は十巻本系統写本で、桂宮本(宮内庁書陵部)の祖本にあたり藤原定家校訂本として和歌文学史研究上に価値が高い。

寛平御時后宮歌合

読み方:カンピョウノオオントキキサイノミヤウタアワセ(kanpyounooontokikisainomiyautaawase), カンピョウノオントキキサイノミヤウタアワセ(kanpyounoontokikisainomiyautaawase)

分野 和歌集

年代 平安前期

作者 紀友則〔ほか詠〕


寛平御時后宮歌合

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/11/11 14:51 UTC 版)

寛平御時后宮歌合(かんぴょうのおんとききさいのみやうたあわせ)は、歌合の一。1巻。寛平初年(889年)頃、宇多天皇の母后班子女王の邸で催された。




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