実用的な地震計
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/07 08:13 UTC 版)
近代的な地震計は日本で発明された。東京大学理学部に招聘されたジェームズ・アルフレッド・ユーイング(James Alfred Ewing, 1855–1935)は、ジョン・ミルンらとともに1880年に水平振り子を用いた水平動2成分の円盤記録式地震計を製作し実用的な地震計を完成させた。1893年に日本の地震計がシカゴ万国博覧会 (1893年)に出品され、その先進性が高く評価された。地震器械の発明はユーイングとミルン、地震雛形の発明は関谷清景、良工(製造)は屋井琢によるものだった。屋井(1919年没)は浅草の「教育品製造合資会社」社員。電源には屋井先蔵考案の乾電池が使用された。
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