大異教軍の進撃とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > 大異教軍の進撃の意味・解説 

大異教軍の進撃

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/20 23:22 UTC 版)

大異教軍」の記事における「大異教軍の進撃」の解説

865年末、ヴァイキングイースト・アングリア上陸した。ここに大異教軍イングランド蹂躙始まったイースト・アングリア王は彼らに馬を差し出して和平結んだ。ここで冬越しして準備整えた大異教軍866年末にノーサンブリア侵攻し11月1日ヨーク攻略した867年ノーサンブリア人はヴァイキング屈服してデーンゲルド(英語版)(デーン税)を支払い従来の王オズブリフトを追放して王室出でない傀儡エッラ英語版)の擁立受け入れた。しかしエッラらはヴァイキングとの闘争継続決め3月ヨーク奪回試みたしたが失敗し2人の王(エッラ共同王オスバート(英語版))が戦死した後継には再び傀儡としてエグバート1世立てられた。ダラムシメオンによればエグバート1世支配圏はタイン川以北限定されそれ以外ヴァイキング支配下置かれた。867年大異教軍南下してマーシア攻撃しノッティンガム占領したマーシア王ブルグレッド(英語版)とウェセックスエゼルレッド連合軍結成してノッティンガム包囲した大規模な交戦には至らず結局マーシアヴァイキング和平結んだ。これは、大異教軍侵攻中にアングロ・サクソン人王国が2国以上連合して戦った最初で最後戦闘であった大異教軍868年秋にヨーク戻って越冬しこの年大部分ヨーク居座って過ごした870年マーシア横断してイースト・アングリアに再南下し、セットフォードで越冬した。この時イースト・アングリアエドマンド屈服良しとせず戦った敗れ捕らえられ虐殺された。 870年、バイセジュ(英語版率いる「大夏軍」(Great Summer Army)がスカンディナヴィアから到来した。これにより勢力回復した大異教軍ウェセックスに再侵攻しレディング入りこの年から871年にかけてウェセックス王国数々戦闘繰り広げた870年12月31日エングフィールドの戦い大異教軍バークシャー太守アゼルウルフを敗死させたが、翌871年1月8日アッシュダウンの戦いエゼルレッド王とアルフレッド兄弟敗れ、バイセジュは戦死した。しかしこの後ウェセックス軍とヴァイキング軍は一進一退の攻防繰り返し、その半ばエゼルレッド王が死去した戦後ウェセックス王を継いでいたアルフレッド大異教軍と和を結んだ871年末には大異教軍マーシア領だったロンドン越冬し872年ノーサンブリア戻った。これはノーサンブリア傀儡王に対す反乱発生したためとみられる872年暮れには、大異教軍リンジー王国(現リンカンシャー)トークシー(英語版)に滞留した。マーシア王ブルグレッドは再び金を払って和を請い大異教軍ダービーシャーレプトン英語版)で越冬した873年、ブルグレッドは大異教軍追放されローマ亡命した大異教軍傀儡王チェオウルフ2世英語版)をマーシア王に即位させた。彼はアングロサクソン年代記では「王の愚かな近臣」と呼ばれている人物で、ヴァイキング人質出し、彼らが王国取り上げようとする場合にはそれに応じることを誓約したアルフレッド大王伝記書いたアッサーによれば874年、ここで大異教軍二手分かれたハールヴダン・ラグナルスソン率い一軍ノーサンブリアへと北上しタイン川河畔で冬を越したその後、この軍団はさらに北上してスコットランド侵攻しピクト人ストラスクライド王国英語版)と交戦した876年になるとハールヴダン・ラグナルスソンは南に引き返し部下たちにノーサンブリア土地分け与えたデーン人たちはここで耕作始めて定着し、この地はデーンロウ一部となった

※この「大異教軍の進撃」の解説は、「大異教軍」の解説の一部です。
「大異教軍の進撃」を含む「大異教軍」の記事については、「大異教軍」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「大異教軍の進撃」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「大異教軍の進撃」の関連用語

大異教軍の進撃のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



大異教軍の進撃のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの大異教軍 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS