大戦後の海軍休日
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/19 06:28 UTC 版)
「ワイオミング級戦艦」の記事における「大戦後の海軍休日」の解説
ワイオミング級は第一次世界大戦後の1920年代後半にフィラデルフィア海軍造船所で近代化改装を受けた。外観上においては、前部マストの基部にあった航海艦橋は船橋を含む密閉型となり、前部マストの中段に箱型の戦闘艦橋を新設した。頂上部の見張り所は屋根の付いた密閉型となった。同時に新型の射撃指揮装置が艦橋上に設置され、航海艦橋の上と2番~5番主砲塔上に測距儀を搭載した。波浪の影響を受けていた舷側の副砲ケースメイト5基のうち前側の3基は閉塞され、片舷3門ずつ最上甲板上に計6門が移設された。 重油専焼缶への換装に伴ってボイラー数が減少したために前部マストに近い1番煙突が撤去されて煙突数は1本となり、籠状の後部マストは撤去され、跡地は水上機の運用スペースとなり、3番主砲塔の上にカタパルトが設置された。後部マストは3番・4番主砲塔の間に簡素な単脚式のものが移設された。防御面においては魚雷に対するためのバルジが水線部に追加され、艦幅が増加したことにより排水量も増加、甲板・主砲塔の装甲も強化された。
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