塩化シアンとは? わかりやすく解説

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塩化シアン

分子式CClN
その他の名称シアノーゲンクロリド、Chloro cyanide、Cyanogen chloride、シアノゲンクロリド、RCRA waste number P-033、塩化シアノゲン、塩化シアン、Chlorine cyanideCyan chloride
体系名:クロロシアニド


塩化シアン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/05 03:38 UTC 版)

塩化シアン
識別情報
略称 CK
CAS登録番号 506-77-4 
PubChem 10477
ChemSpider 10045 
EC番号 208-052-8
国連/北米番号 1589
MeSH cyanogen+chloride
RTECS番号 GT2275000
特性[1]
化学式 CNCl
モル質量 61.470 g mol−1
外観 無色透明の気体
匂い 刺激臭
密度 2.7683 mg mL−1 (at 0 °C, 101.325 kPa)
融点

−6.55 °C, 267 K, 20 °F

沸点

13 °C, 286 K, 55 °F

への溶解度 溶ける
溶解度 エタノールエーテルに溶ける
蒸気圧 1.987 MPa (at 21.1 °C)
熱化学
標準生成熱 ΔfHo 137.95 kJ mol−1
標準モルエントロピー So 236.33 J K−1 mol−1
危険性
安全データシート(外部リンク) inchem.org
主な危険性 強い毒性[2] 体内でシアニドを形成する[3]
NFPA 704
0
4
2
引火点 不燃性 ([3])
許容曝露限界 なし[3]
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

塩化シアン(えんかシアン)またはシアン化塩素(シアンかえんそ、cyanogen chloride)は、化学式がNCClで表される無機化合物である。化学兵器として用いられる血液剤の一種である。

基本特性

塩化シアンは、Cl−C≡Nで表される構造を持つ分子である。関連するハロゲン化シアン (NCF、 NCBr、NCI)と同様の直線形分子構造である。塩化シアンはシアン化ナトリウム塩素で酸化することによって生成され、この反応は中間体シアン( (CN)2) を介して進行する。

びらん剤神経ガス
窒息剤無力化ガス嘔吐剤催涙剤
焼夷剤対物剤化学兵器規制関連項目


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