国鉄キハ185系気動車とは? わかりやすく解説

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国鉄キハ185系気動車

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/02 01:29 UTC 版)

キハ185系気動車(キハ185けいきどうしゃ)[注 1]は、日本国有鉄道(国鉄)が開発した特急形気動車である。1986年(昭和61年)11月1日ダイヤ改正から営業運転を開始した[1]


注釈

  1. ^ 本系列は新系列気動車として付番された3桁表記の「185系」である。しかし、慣習的なものや185系電車と混同する事から「キハ185系」と呼ぶことが多い。
  2. ^ 1986年11月の営業運転開始から1987年3月改正までの間、1本のみ松山→宇和島間に付属編成2両を用いた普通列車運用が設定されていた。
  3. ^ JR四国発足後に登場する2000系気動車8000系電車も客用扉は前後2箇所とされた。
  4. ^ オリジナル仕様車からモケット、背もたれの形状が代わり、背もたれに取っ手が追加されている。
  5. ^ a b この改造によりJR九州における本系列の速度種別が若干上がった(A1→A12)。
  6. ^ この両端に連結されるキハ185形0番台は、原則として締切状態とされ、客扱いは行わないが、団体によっては普通車として使用することもある。
  7. ^ -20・26とも剣山色からの塗装変更であるが、-20の運転席周りの塗装は剣山色のままで国鉄色とは異なっている。
  8. ^ キハ185-20・26はJR四国時代に増備されたグループで落成時より水色の帯であったため、初めて国鉄色[注 7]とされた。
  9. ^ トイレ設置の旧0番台が元の車両番号に+3000されて3000番台、トイレなしの旧1000番台が+2100されて3100番台とされた。
  10. ^ ただし、シート回転機能は存置されている。
  11. ^ このとき増発された阿南駅発着の列車は2008年3月15日のダイヤ改正で「ホームエクスプレス阿南」に改名。
  12. ^ ちなみに、JR四国特有のオルゴールは残置されており、「ゆふ」の手動放送時に聴くことができる。
  13. ^ 旧グリーン席の区画は通常は指定席扱いとし、座席やフットレストはそのままでモケット張替えのみ実施し、仕切りもそのまま残された。ただし、場合によっては、自由席となることがある。旧普通席の座席はリクライニングシートに交換された。
  14. ^ ただし、自動放送はワンマン普通列車用と同じであり、JR九州の在来線電車特急に特有の「3打点音で始まる自動放送」ではない。
  15. ^ 1984年2月1日より列車の運行はなかった。
  16. ^ 高松→琴平2本、琴平→多度津(多度津→高松は回送)と琴平→高松の各1本で、高松→琴平は実質高徳線からの直通運転。
  17. ^ 通常の気動車による代走では1200形1500形にて運行されるが、この日は1200形・1500形が阿波おどりさぬき高松まつりの花火大会開催による多客輸送で生じた車両不足に伴い、琴平行は本来の気動車代走を行わない通常と同じく高松始発にしたうえで代わりに当系列を充当した。
  18. ^ 同列車に本来充当されていたキハ183系1000番台が1編成4両しか存在しなかったためである。

出典

  1. ^ a b c d e f 鉄道ジャーナル』第21巻第1号、鉄道ジャーナル社、1987年1月、16-27頁。 
  2. ^ a b 「鉄道ファン」2016年4月号p.151。
  3. ^ a b 「四国クルーズ列車」運転 - 交友社鉄道ファン』railf.jp 鉄道ニュース 2017年4月8日
  4. ^ “伊予灘ものがたり、車両リニューアル JR四国が来春”. 朝日新聞 (朝日新聞社). (2021年4月10日). オリジナルの2021年4月11日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20210410141646/https://www.asahi.com/articles/ASP496TRQP49PTLC01T.html 2021年4月11日閲覧。 
  5. ^ a b 「鉄道ファン」2017年4月号pp.72-24。
  6. ^ 鉄道ファン』第672巻第57号、交友社、2017年4月、72-73頁。 
  7. ^ ~長い間、応援ありがとうございました!~多くの方にご利用いただいた初代伊予灘ものがたりが12月で引退し、新たな伊予灘ものがたりが来春誕生します! - 四国旅客鉄道ニュースリリース 2021年3月29日
  8. ^ 観光列車の 2022 年度のトピックスについて』(PDF)(プレスリリース)四国旅客鉄道、2022年1月25日。 オリジナルの2022年1月28日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20220128083737/https://www.jr-shikoku.co.jp/03_news/press/2022%2001%2025%2004.pdf2022年8月24日閲覧 
  9. ^ 特急“阿蘇ゆるっと博号”にラッピング車 - 交友社『鉄道ファン』railf.jp 鉄道ニュース 2011年3月20日
  10. ^ a b 特急「A列車で行こう」の魅力 - 九州旅客鉄道ニュースリリース 2011年8月16日 (PDF)インターネットアーカイブ
  11. ^ JR九州 三角線に観光特急列車 - 『鉄道ホビダス』ネコ・パブリッシング 最新鉄道情報 2011年5月17日
  12. ^ アンパンマントロッコが新しくなるよ! - JR四国客室乗務員でございます 2015年3月20日(インターネットアーカイブ)
  13. ^ 特急“A列車で行こう”が営業運転を開始 - 交友社 『鉄道ファン』railf.jp 鉄道ニュース 2011年10月9日
  14. ^ “特急"ゆふ"で塗装統一編成が運用中”. 鉄道ファン・railf.jp. 交友社. (2019年6月10日). https://railf.jp/news/2019/06/10/160000.html 2019年7月29日閲覧。 
  15. ^ 四国デスティネーションキャンペーン開催記念 団体貸切列車を利用した旅行商品の発売について - 四国旅客鉄道ニュースリリース 2017年2月27日
  16. ^ “どつぼ列車「リバイバル・南風1986」”運転 交友社 『鉄道ファン』railf.jp 鉄道ニュース 2009年10月19日
  17. ^ 子供たちに笑顔を!! 震災からの復興に向けて「アンパンマントロッコ」を運転! (PDF) - 東日本旅客鉄道 2012年2月7日
  18. ^ 『アンパンマントロッコにのろう!』運転開始 - 交友社 『鉄道ファン』railf.jp 鉄道ニュース 2012年3月27日
  19. ^ 『アンパンマントロッコ』が常磐線で運転開始 - 交友社 『鉄道ファン』railf.jp 鉄道ニュース 2012年6月3日
  20. ^ 土讃線でキハ185系による普通列車運転 - 交友社 『鉄道ファン』railf.jp 鉄道ニュース 2016年8月15日
  21. ^ https://railf.jp/news/2020/07/16/170000.html


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