回帰の分散分析

統計学用語辞典

回帰の分散分析

帰無仮説 H0: 「分析に使用した独立変数で，従属変数は説明できない」。 対立仮説 H1: 「分析に使用した独立変数で，従属変数は説明できる」。 有意水準 α で両側検定を行う（ 片側検定は定義できない ）。

　従属変数の分散は回帰によって説明できる部分と，説明できない部分に分解される。 これを表 1 のような 分散分析表の形にまとめる。

St は計算済みなので，まず を求め，次いで Se = St - Sr を求めるとよい。
　F 値は自由度が（ p，n - p - 1 ）の F 分布に従う。有意確率を P0 とすると，

• P0 ＞ α のとき，帰無仮説を採択する。 「分析に使用した独立変数で，従属変数は説明できない」。
• P0 ≦ α のとき，帰無仮説を棄却する。 「分析に使用した独立変数で，従属変数は説明できる」。