和名の混同
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/23 14:44 UTC 版)
「ナメラダイモンジソウ」の記事における「和名の混同」の解説
1939年に、原寛は『大日本植物誌(ユキノシタ科)』(三省堂)で本変種をカエデダイモンジソウと考えて、Saxifraga fortunei Hook.f. var. partita (Makino) Nakaiの学名をあてた。1953年と1975年に、大井次三郎は『日本植物誌』(至文堂)で本変種をカエデダイモンジソウとして記載、図示していた。1953年に、中井猛之進は本種を和名、ナメラダイモンジソウ、学名:Saxifraga fortunei Hook.f. var. suwoensis Nakaiとして報告している。この基準標本は、当時の山口県阿武郡(現在の山口市)の滑(なめら)山で採集されたもので、国立科学博物館に収められている。1961年に、北村四郎、村田源は『原色日本植物図鑑 草木編(Ⅱ)』(保育社)で本種をカエデダイモンジソウとして記載、図示していた。このように本変種はしばしば誤ってカエデダイモンジソウと呼ばれていた。現在は、カエデダイモンジソウは、エチゼンダイモンジソウ(越前大文字草、学名:Saxifraga acerifolia Wakab. et Satomi)の別名とされている。
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