台湾ラーメン発祥の店
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/13 07:10 UTC 版)
「台湾ラーメン#発祥と普及」も参照 味仙の看板メニューとして知られる台湾ラーメンが誕生したのは、1970年(昭和45年)頃だという。これは台湾の担仔麺を大阪万博の会場で探したが見つからなかったために自ら作ったのがきっかけであるという。担仔麺自体は辛いものではないが、明優自身が辛いものが好きであったために工夫してまかないとして食べていたのを常連客に提供したのが台湾ラーメンのはじまりである。台湾ラーメンの名称は台湾人が作ったラーメンということで命名されたものである。 台湾ラーメンは昭和60年代に生じた激辛ブームに乗り、店の看板メニューとなった。味仙では客の半数が台湾ラーメンを注文するという。そればかりではなく近隣の中華料理店などにも波及し、名古屋のご当地ラーメンとして定着するに至ったとされる。大竹敏之(2015)によれば、名古屋のラーメン店・中華料理店の半数で、台湾ラーメンがメニューとして置かれているという。また、大竹による電話調査によれば、名古屋市内のラーメン店は総じて味仙の台湾ラーメンを参考にしたと認めているという。味仙は他店が台湾ラーメンの名称で同様のメニューを提供することに対しては肯定的であり、商標登録を取るつもりは全くないという。 味仙の台湾ラーメンは、前述の通り激辛ブームにより人気メニューとなったが、単に辛さを求めるのではなく、スープと辛さのバランスにこだわっているという。
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