収集・鑑賞
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/08 16:26 UTC 版)
珍しい石・奇石・怪石を収集・鑑賞・愛玩する営みは、東アジアでは文人・好古家の趣味として古くからある。ときには山水画の画題や陶磁器の文様になったり、水石や盆石として体系化されたりもした。 石の収集は、中国では特に宋代に盛んになった。宋代の主な収集家として、石への愛にまつわる逸話が伝わる米芾や、太湖石を愛した宋の徽宗、『洞天清録』怪石辨を著した趙希鵠らがいる。 日本では特に江戸時代に盛んになり、木内石亭や佐藤中陵ら「弄石家」(ろうせきか)が活動した。石亭らは、石の分類体系を構築したり、化石や石器も収集対象としたことから、近代的な博物学・考古学・古生物学・地球科学などの先駆者に位置づけられることもある。
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