制御モード
制御モード
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/06 06:04 UTC 版)
「T-2CCV (航空機)」の記事における「制御モード」の解説
以下の5つの制御モードが組み込まれている。 CA(操縦性最適化)- 速度や高度などの飛行条件が変わっても、舵の重さや効きが一定とすることで、パイロットの望む操舵応答を可能とするモード。パイロットの仕事量の減少につながる。 RSS(静安定自動補償)- 空力的に機体を不安定にし、舵面の自動制御により安定させるモード。尾翼面積と抵抗の減少につながる。水平カナードの追加により揚力中心を前方に移動させた。 MLC(旋回性向上) - 飛行状態に応じて前後縁のフラップ等を最適位置に自動制御することで、旋回時の抵抗を減らし、旋回性能を向上させるモード。 DLC(直接揚力制御) - 後縁フラップとスタビレーターの操作により、縦方向の機体姿勢と飛行経路を独立して制御するモード。姿勢や速度を変更せずに揚力の発生量を直接制御する。引き起こし、上下首振り、上下遷移の3モードがある。 DSC(直接横力制御) - 垂直カナードや方向舵、フラッペロンの操作により、横方向の機体姿勢と飛行経路を独立して制御するモード。平面旋回、左右首振り、左右遷移モードがある。 DLCやDSCの使用により、機体姿勢を変えずに高度や進行方向を変えたり、進行方向を変えずに機首の向きだけを変えることもできるようになり、戦闘機としての運動性が向上する。 CCVの飛行経路変更なしの姿勢制御 CCVの姿勢変更なしの横遷移飛行 CCVの姿勢変更なしの上下遷移飛行
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