静安定
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/16 15:30 UTC 版)
静安定とは、突風などの外乱によって本来の釣り合いからずれた場合、元に戻ろうとする力(モーメント)の大きさである。例えば、迎え角5度で飛んでいた機体が、突風によって上を向き、10度になってしまった場合、それを元の5度に戻そうというモーメントの大きさで静安定の強さを示す。 量的に示す場合は、角度に対する復元モーメント(一般化されたモーメント係数)、あるいは、単位角度(例えば1度)当たりのモーメントになる。この値が、元に戻る方向(10度より5度へ)ならば安定なのであるが、逆の方向に働けば機体はますます上向きになるため、釣り合いは更に大きく崩れ、このような状態は、不安定である。
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