利尻
利尻
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/05 07:22 UTC 版)
特急「利尻」 (2006年8月1日 / 稚内駅) 特急「利尻」にも充当されたスハネフ14-502(2008年3月3日 / 札幌駅) 1958年(昭和33年)10月1日、札幌駅 - 稚内駅間の夜行準急列車として運行を開始し、1966年(昭和41年)3月5日に急行列車となった。1968年(昭和43年)10月1日には昼行の「礼文」を統合して昼行夜行2往復となるが、1970年(昭和45年)10月1日に再度分離し、再び夜行1往復のみの体制となった。 1982年(昭和57年)11月15日からは座席車に14系500番台客車が投入され、1983年(昭和58年)4月25日から寝台車も14系に置き換えられた。 1991年(平成3年)3月16日からは、「宗谷」と共通のキハ400形・キハ480形気動車に14系寝台客車を併結する編成を初めて投入し、のちにこのスタイルは特急「オホーツク9・10号」「おおぞら13・14号(→「まりも」)」にも拡大されることとなった。 2000年(平成12年)3月11日の宗谷本線高速化竣工に伴うダイヤ改正では、特急列車化され、座席車を「サロベツ」と共通のキハ183系に変更したが、引き続き14系寝台車を混結していた。 2006年(平成18年)3月のダイヤ改正では臨時列車化され、同年6月から夏季に特急「はなたび利尻」として運転されるようになったが、なおも利用が減少傾向にあることから、2008年(平成20年)4月にJR北海道が廃止を発表し、事実上2007年(平成19年)9月30日の運行を最後に廃止された。 列車名は、稚内市の西方の日本海に浮かぶ利尻島が由来となっている。ヘッドマークは急行時代より、海上に浮かぶ利尻島(利尻山)を描いたものを使用していた。 定期列車廃止時の停車駅 札幌駅 - 江別駅 - 岩見沢駅 - 美唄駅 - 砂川駅 - 滝川駅 - 深川駅 - 旭川駅 - 和寒駅 - 士別駅 - 名寄駅 - 美深駅 - 音威子府駅 - 天塩中川駅 - 幌延駅 - 豊富駅 - 南稚内駅 - 稚内駅昼行列車と異なり、急行時代から江別駅・美唄駅・砂川駅にも停車していた。
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