別の媒体による音素文字
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/19 15:04 UTC 版)
「音素文字の歴史」の記事における「別の媒体による音素文字」の解説
書記媒体の移行によって、時に字形がまったく異なるものになったり、関連をたどることが困難になったりする。たとえば、楔形文字のウガリト文字がセム人のアブジャドから派生したことは直ちには明らかでないが、それが実際に起こったことであろう。また、指文字はさまざまな言語の手書き文字の形から直接生まれたものである(イギリス指文字(en)、フランス(en)、米国(en)の指文字はラテン文字の、インド指文字(en)はデーヴァナーガリーの字形からそれぞれ生まれている)。しかし、点字、腕木通信、手旗信号、モールス符号では、字形になんの関連性もない。たとえば、英語点字や腕木通信の字はラテン文字のアルファベット順から決められたが、字そのものの形は関係ない。現代速記も、字形に関連性がないようだ。ラテン文字から派生したものであっても、その出自を字形からたどることはできなくなってしまっている。[要出典]
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