刀子とは? わかりやすく解説

とう‐し〔タウ‐〕【刀子】

読み方:とうし

⇒とうす(刀子)


とう‐す〔タウ‐〕【刀子】

読み方:とうす

《「す(子)」は唐音小形の刀。古代から雑用用いられ、しだいに装飾化されていった後世小刀(こがたな)。とうし。


刀子 (とうす)

長さ30cm以下の小さな刀のことです。


刀子

読み方:トウス(tousu)

細小の刀。


刀子(とうす)

平安時代初期以前貴族用いた装飾的な要素が強い工作用の小刀正倉院に遺されている刀子は、刃長七分ほどから五寸超えるものまで多々あり、柄はわずかに角度付けられて穂身は片切刃、唐草文金象嵌された例もある。柄と鞘は黒檀などの堅木象牙などが用いられ鞘口辺り鞘尻金具付けられて細紐の下緒付されている。また、複数小刀収められる形式三合刀子や十合刀子、また、小刀以外にも鑢や錐などを収めた作があり、ここから工具としての性格が明らかとなっている。近代では正倉院に遺されている刀子を現代刀匠の隅谷正峯師(人間国宝)が正確に写している。これは柄鞘共象牙地で、鞘の表面紅色染めて花鳥文様削り取って表わした撥鏤(ばちる)と呼ばれる装飾手法用いており、奈良期の貴族高雅な趣が充満する

刀子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/23 03:26 UTC 版)

刀子(とうす)は、ものを切る、削るなど加工の用途に用いられる工具の一種。現代の小刀(小型万能ナイフ)に通じる。長さ15 - 30cm程度。


  1. ^ 横山昭男・誉田慶信・伊藤清郎・渡辺信『山形県の歴史』p.21-22
  2. ^ 日本の考古学II 縄文時代 鎌木義昌編 1965年 河出書房 pp.430-431
  3. ^ 事実、日本の律令時代では兵が装備するものの一つとして、「刀子1つ」が定められており、兵装の一つとして認識されていた。『日本思想大系 律令』 岩波書店 1976年


「刀子」の続きの解説一覧

刀子

出典:『Wiktionary』 (2021/08/14 08:41 UTC 版)

名詞

(とうす、とうし

  1. 小形

発音(?)

と↘ーす
と↗ーし



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