やえやま‐じょうふ〔やへやまジヤウフ〕【八重山上布】
八重山上布
八重山上布 |
やえやまじょうふ |
織物 |
着物地、帯、タペストリー、のれん |
17世紀初めに現在の鹿児島県西部にあたる薩摩に琉球が侵攻され、課せられるようになった人頭税のために織ることを強制されたことが、八重山上布の技術の向上につながりました。人頭税廃止後の明治の終わりに組合が結成され、産業としてたいへん盛んになりました。しかし、昭和の大戦で一時途絶えてしまい、戦後は数名でほそぼそと続けられていました。 |
沖縄県 |
平成元年4月11日 |
図柄は他の沖縄織物と同じ琉球絣を用います。緯糸は手紡(つむ)ぎの苧麻(ちょま)で織られ、植物染料で染められ、手織りで生産されているので、微妙に色彩等が異なり、一つとして同じものはありません。また肌触りが良く、涼しげで夏用の着物として最適です。 |
八重山上布
八重山上布
八重山上布
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/03 02:50 UTC 版)
沖縄県八重山列島の石垣島等で生産される。苧麻を原料とし、茶色のクール(紅露、ソメモノイモ)、黄色のフクギ(福木)、藍色のリュウキュウアイやタイワンコマツナギ等の染料で染める。発色を促し定着させるために、仕上げには海晒しが行われる。人頭税下で宮古上布と同様に貢納品となり、薩摩上布として全国に流通した。
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