八幡祭
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/10 19:38 UTC 版)
元は八幡社の祭りで、1月5日の弓射神事を中心とする。八幡祭は日程は違えど、鳥羽市内の各地で行われており、漁村では大漁や海上安全を祈願する意味合いが強い。1月2日には「初寄り」として弓射の打ち合わせを行い、1月4日には戸主が翌日の膳部を準備する「大根かき」を催行する。 弓射神事(弓引神事)の一環として、真名箸(まなばし)と呼ばれる神事が行われる。これは国崎の里谷・海間谷(かいまだに)の各集落から1人ずつ選ばれた男性が、手を触れずに箸と包丁だけでボラを頭・骨・身(胴体)の3枚におろして刺身にする神事である。ボラの頭部は区長、漁業協同組合代表、調理者が持ち帰り、骨は翌年の真名箸役がもらい、刺身となった身は大老連に振る舞われる。
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