はちまん‐ぬま【八幡沼】
八幡沼
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/13 04:08 UTC 版)
八幡沼
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/25 13:43 UTC 版)
東西600m、南北200mの大きな沼である。最大水深は22.4mで、複数の火口が連なってできた複合火口湖である。こうした爆裂火口湖はこの付近に18個ほど連なっており、およそ6000年前に水蒸気爆発によって形成された。八幡沼は岩手県で2番目に大きな自然湖である。周囲には八幡沼湿原が広がっており、湿原から浸透してくる水によって涵養される湖水は、泥炭のために淡いコーヒー色に染まった黒い青色をしている。湖畔には避難小屋の陵雲荘があり、八幡沼と陵雲荘を望む場所には休憩広場が造られている。休憩広場は踏みつけにより高山植物が荒らされ、現在は植生回復のために試験が行われている。 伝説では、坂上田村麻呂が岩手山を拠点とする大武丸(大猛丸)を攻撃する時、源太森を物見台として、この八幡沼のほとりに軍を集め、8本の旗を立てて八幡神に戦勝祈願したとされる。八幡平という名もこの八幡沼の伝承が元になっている。
※この「八幡沼」の解説は、「八幡平」の解説の一部です。
「八幡沼」を含む「八幡平」の記事については、「八幡平」の概要を参照ください。
- 八幡沼のページへのリンク