児童虐待とは? わかりやすく解説

じどう‐ぎゃくたい【児童虐待】

読み方:じどうぎゃくたい

親などの保護者や、その同居人などが児童虐待加えること。児童身体精神危害加えたり適切な保護養育行わないこと。→児童虐待防止法

[補説] 厚生労働省では、殴る・蹴る激しく揺さぶるなどの「身体的虐待」、性的行為加えたり見せたりする「性的虐待」、食事与えない病気やけがの治療をしないなどの「ネグレクト」、言葉脅すきょうだい間で差別するなどの「心理的虐待」の4種類挙げている。各都道府県児童相談所に、児童虐待に関する相談通告窓口がある。電話番号全国共通189番


児童虐待(じどうぎゃくたい)

親などが暴力ふるって、子どもの心身に傷害負わせること

近年、児童虐待は社会問題となっている。児童相談所への相談件数推移では、1990年の1,101件に対し1997年に5,352件、1998年に約6,900件と年々増加傾向である。また、厚生省調査では、1992年から1996年までの5年間で、328人の子どもが虐待死していることが明らかになった。

児童虐待が重症化する背景として、(1)家庭内での暴力のため外から気づきにくい、(2)他の家の「しつけ」として、周囲も口をはさみにくいなどがある。

児童虐待のうちで多いのは、殴った蹴ったりする<身体的暴力>と食事与えなかったり世話をしない<ネグレクト>である。この2つで児童虐待全体85%を占めと言われている。

児童福祉法では、児童虐待を発見した人に、福祉事務所または児童相談所への通報義務付けている。また、場合によっては子どもが死に至るケースもあるので、早期対策が必要とされている。このため2000年から全国市町村新たに虐待防止協議会設けられ、児童虐待の早期発見当たっている。

(2000.02.28更新


小児虐待 児童虐待

殴る、蹴る、といった身体的なものだけでなく、性的な虐待放任不適切養育心理的な虐待等も含まれます。
(1) 児童身体外傷生じ、また生じ恐れがある暴行加えること。

(2) 児童わいせつな行為をすること、または児童わいせつな行為をさせること。

(3) 児童心身正常な発達妨げるような著し減食、または長時間放置その他保護者としての監護著しく怠ること。

(4) 児童著し心の傷与え言動を行うこと。

児童虐待

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/14 06:19 UTC 版)

児童虐待(じどうぎゃくたい、: child abuse, child maltreatment)は、児童の周囲の人間(保護者、学校教師、施設職員など)が、児童に対して虐待を加える (Abuse) 、または育児放棄(ネグレクト)することである[1][2]。幼児の場合は幼児虐待(ようじぎゃくたい)という。




「児童虐待」の続きの解説一覧

児童虐待

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/05 06:54 UTC 版)

逆境的小児期体験」の記事における「児童虐待」の解説

心理的虐待もしくは他の大人からよく罵られたり、非難されたり、嫌がらせ言われたりすること。 身体的虐待もしくは他の大人からよく押されたり、掴まれたり、突き飛ばされたり、叩かれたりすること。 児童性的虐待もしくは他の大人から性的虐待受けたり性犯罪被害者となること。

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児童虐待

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 18:58 UTC 版)

性教育」の記事における「児童虐待」の解説

詳細は「児童虐待」を参照 詳細は「児童性的虐待」を参照 厚生労働省虐待死統計では、その被害者半数以上が0歳であり、児童虐待死が最も多いのは「0歳0ヶ月0日」となっている。 社会福祉法人恩賜財団母子愛育会平成26年度調査によると、児童相談所一時保護所入所者の虐待性的虐待年齢が13.03歳となっている。

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「児童虐待」を含む「性教育」の記事については、「性教育」の概要を参照ください。


児童虐待

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/22 01:31 UTC 版)

クリス・ウィッティ」の記事における「児童虐待」の解説

後年ウィッティ4歳から11歳までの間、信頼されていた隣人から児童虐待を受けていたことが報じられた。

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