低密度リポタンパク質とは? わかりやすく解説

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ていみつど‐リポたんぱくしつ【低密度リポ×蛋白質】

読み方:ていみつどりぽたんぱくしつ

エル‐ディー‐エルLDL


低密度リポタンパク質(LDL)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 19:44 UTC 版)

リポタンパク質」の記事における「低密度リポタンパク質(LDL)」の解説

1.019 - 1.063 g/mL のリポタンパク質で、直径22 nm 程度リポタンパク質の中でコレステロール含有量が最も多く末梢組織コレステロール供給する以前悪玉コレステロールとも呼ばれたが、現在では否定されている。最新のACC/AHAガイドラインでは家族性高コレステロール血症患者以外ではLDL目標値設定するエビデンスはないとされている。apo B-100やapo Eを認識するLDL受容体を介して主に肝臓取り込まれ異化される。 LDL受容体欠損症家族性高コレステロール血症(FH:familial hypercholesterolemia)とよばれ、特にホモ欠損症では総コレステロール値が600mg以上にもなり思春期にも虚血性心疾患など重篤動脈硬化症に至る。 LDL酸化変性糖化することによってLDL受容体への親和性を失う(酸化LDL)。その場合、スカベンジャー受容体などを経てマクロファージ取り込まれマクロファージ機能変化させることにより動脈硬化症発症する考えられている。 最近ではスモールデンス(sd-LDL)と呼ばれるLDL受容体への親和性失い小粒子ゆえに血管壁浸透しやすい種類LDL虚血性心疾患関与していることもわかってきた。粒子径は25.5nm以下である。比重分画した場合1.040 - 1.063のLDL相当する

※この「低密度リポタンパク質(LDL)」の解説は、「リポタンパク質」の解説の一部です。
「低密度リポタンパク質(LDL)」を含む「リポタンパク質」の記事については、「リポタンパク質」の概要を参照ください。

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