伝熱量とは? わかりやすく解説

伝熱量

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 22:36 UTC 版)

熱交換器」の記事における「伝熱量」の解説

平板、円管等の固体伝熱を介して流体間で熱交換が行なわれる場合局所伝熱dF の伝熱量dQd Q = K Δ t d F 1 K = 1 h h + δ k w + 1 h c , e t c . {\displaystyle {\begin{aligned}dQ&=K\Delta tdF\\{\frac {1}{K}}&={\frac {1}{h_{h}}}+{\frac {\delta }{k_{w}}}+{\frac {1}{h_{c}}},\qquad \mathrm {etc.} \end{aligned}}} で表される。ただしKは熱通過率、Δ tは両流体の局所温度差hhhcは各流体側の熱伝達率(境膜伝熱係数)、δとk_wは固体隔壁厚さ熱伝導率である。また、運転を継続すると両伝熱面に汚れ付着があり次第に伝熱量が低下するため、設計の際には別途この伝熱抵抗考慮する熱交換器各部において、熱通過率一定でかつ各流体比熱一定であるとして、上式を全伝熱面にわたって積分することにより、全伝熱量Q は下式で与えられるQ = K F Δ t 1 − Δ t 2 ln ⁡ ( Δ t 1 / Δ t 2 ) = K F Δ t m {\displaystyle {\begin{aligned}Q&=KF{\frac {\Delta t_{1}-\Delta t_{2}}{\ln(\Delta t_{1}/\Delta t_{2})}}\\&=KF\Delta t_{\mathrm {m} }\end{aligned}}} ここに、 K : 熱通過率 F : 伝熱面積 Δt1 : 高温流体入口における両流体の温度差 Δt2 : 高温流体出口における両流体の温度差 である。またΔtm両流体の温度差用いて Δ t m := Δ t 1 − Δ t 2 ln ⁡ ( Δ t 1 / Δ t 2 ) {\displaystyle \Delta t_{\mathrm {m} }:={\frac {\Delta t_{1}-\Delta t_{2}}{\ln(\Delta t_{1}/\Delta t_{2})}}} で定義される対数平均温度差である。

※この「伝熱量」の解説は、「熱交換器」の解説の一部です。
「伝熱量」を含む「熱交換器」の記事については、「熱交換器」の概要を参照ください。

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