仕事の内容
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 08:29 UTC 版)
「マスタリング・エンジニア」の記事における「仕事の内容」の解説
プリ・マスタリング作業とはリスナーに届けるためにトラック・ダウンされた音源に対して各種の微調整をおこなう作業である。マスタリング・エンジニアはプリ・マスタリングと同時に品質管理の第一歩としてノイズや歪みのチェックなどをおこなう。また完成したマスター音源の品質チェックもおこなう。 以下はマスタリング・エンジニアが行うに主な作業の一覧である。 整音(EQ、ダイナミクス)、レベル調整、曲間調整をおこない工場に送るマスター(テープ、ディスク、データ)類のメディア作成 現在ではDDPフォーマットで規定されたデータをメディアあるいはオンラインによるデータ伝送で工場に納品することが主流となっている。 ソニーの3/4インチ Uマチックの保守業務終了に伴い、現在はUマチック・テープによる納品はほぼおこなわれなくなった。 楽曲中の歪やノイズのチェックおよび補正と除去 PQコード、ISRCコード入力 CDメディアにおける曲の頭出し情報などをデータとして入力する。 マスター・テープ、ディスク媒体のエラー・チェック及びチェック・シートの添付 過去のフォーマットで記録された音源のメディア変換 特にオープンリール素材。テープが無い場合は「盤起こし」といってアナログ盤からAD変換してCDを作成する場合もある。
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