中高一貫校とは? わかりやすく解説

ちゅうこういっかん‐こう〔チユウカウイツクワンカウ〕【中高一貫校】

読み方:ちゅうこういっかんこう

中学校高等学校統合または併設し、6年間を通して一貫した教育を行う学校。→小中一貫校


日本の中高一貫校

(中高一貫校 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/14 16:07 UTC 版)

日本における中高一貫校(ちゅうこういっかんこう)には、複数の形式の中高一貫教育が存在する。


  1. ^ 現在の中高一貫校と修業年限が近い教育機関として旧制7年制高等学校も挙げられるが、7年制高校は旧制中学校の課程を4年制の尋常科で修めた後に3年制の高等科に学ぶ場所であり、中等・高等教育を一貫して行う点が、中等教育のみを前期・後期まとめて行う現在の中高一貫校と異なっている。学制改革に際して、7年制高校の高等科は新制大学に、尋常科は新制中高に移行したが、旧制武蔵高等学校の場合は全課程が新制武蔵中学校・高等学校武蔵大学に改組されている。
  2. ^ 例として、女子学院中学校・高等学校桜蔭中学校・高等学校雙葉中学校・高等学校麻布中学校・高等学校武蔵中学校・高等学校駒場東邦中学校・高等学校海城中学校・高等学校鷗友学園女子中学校・高等学校吉祥女子中学校・高等学校浅野中学校・高等学校栄光学園中学校・高等学校聖光学院中学校・高等学校などがこの形を採る。
  3. ^ ただし他校を受験した場合、在籍元の中等教育学校の後期課程への進級権利を失う場合がある。また、成績等によっては後期課程への進級が認められず、他校を受験せざるをえない場合もある。
  4. ^ 学校教育法施行規則第106条により、「併設型高等学校においては、当該高等学校に係る併設型中学校の生徒については入学者の選抜は行わないものとする」と規定されている。
  5. ^ ただし他校を受験した場合、在籍中学校からの内部進学権利を失い、接続高校に対しても一般入試を受験せざるをえない場合がある。また、成績等によっては内部進学が認められず、他校を含めた一般入試を受験せざるをえない場合もある。
  6. ^ (中島直忠(1986), p. 223)によると、スペインの大学予科(日本の高等学校第3学年に相当)の履修内容は日本の新制大学の一般教養課程に相当するほか、(ドイツの教育, p. 123) によれば、ドイツのギムナジウム上級段階は、日本の高等学校段階であると同時に大学の教養課程に相当する。
  1. ^ 田園調布雙葉中学高等学校-よくある質問による。
  2. ^ 聖心女子学院初等科・中等科・高等科のHPによる。2012年11月4日閲覧。
  3. ^ 学研編集部編『中学受験実践ブックス 中学受験はじめの一歩から』(学習研究社、2002年10月初版発行)の「第3章 学校選び編」のうち「中等教育学校ってナニ」(pp.90-91) による。
  4. ^ 文部科学省. “中高一貫教育の概要”. 2013年12月28日閲覧。
  5. ^ 文部科学省. “中高一貫教育Q&A:趣旨・目的に関すること”. 2013年12月28日閲覧。Q3, Q4
  6. ^ 文部科学省. “中高一貫教育Q&A:種類・制度・入学に関すること”. 2013年12月28日閲覧。Q6
  7. ^ 文部科学省編『諸外国の初等中等教育』(2002年3月発行)の「ドイツ」(丹生久美子執筆)の「2 教育内容・方法」の「(5) 授業形態・組織」のうち「ギムナジウム」に基づく。
  8. ^ 昭和23年文部省告示第47号(学校教育法施行規則第150条第4号に規定する大学入学資格に関し高等学校を卒業した者と同等以上の学力があると認められる者)(抜粋)(1948年5月31日告示)の第1号、第2号および第3号による。
  9. ^ おおたとしまさ著『中学受験という選択』(日本経済新聞出版社、2012年11月8日発行)の「第3章 中高一貫校の「ゆとり教育」」の「6年間思春期教育を分断してはならない」(pp.67-71) による。
  10. ^ 東海中学校・高等学校など
  11. ^ 月刊高校教育編集部編『中高一貫教育推進の手引き』(学事出版、2000年7月21日発行)の「4 中高一貫教育校の事例等」の「名古屋大学附属中学校・高等学校」(丸山豊執筆、pp.91-100)による。
  12. ^ 岡崎勝博, 加藤裕司, 八宮孝夫, 寺田恵一, 根本節子, 小澤富士男, 更科元子「<プロジェクト研究>中高6年間における「心の成長課程」の分析」『筑波大学附属駒場論集』第41巻、筑波大学附属駒場中・高等学校研究部、2002年3月、125-130頁、ISSN 13470817NAID 120000838068 
  13. ^ Aera dot. (2023年8月3日). “中学受験の「長すぎる問題文」で誤読多発 「傍線部分にジャンプして読む」に専門家が警鐘”. news.yahoo.co.jp. 朝日新聞. 2023年8月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年8月7日閲覧。
  14. ^ a b 藤田 1997, p. 80.
  15. ^ 藤田 1997, pp. 80–81.
  16. ^ 藤田 1997, pp. 82–83.
  17. ^ a b c 藤田 1997, p. 83.
  18. ^ a b 藤田 1997, p. 84.
  19. ^ 藤田 1997, p. 88.
  20. ^ a b 藤田 1997, p. 86.


「日本の中高一貫校」の続きの解説一覧

中高一貫校

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/01 03:59 UTC 版)

住之江区」の記事における「中高一貫校」の解説

中高一貫校は、2019年4月公設民営学校として開校した大阪府立水都国際中学校・高等学校2021年度までは大阪市立。2022年4月1日付で大阪府立に移管)がある。 国家戦略特区制度国家戦略特別区域法における学校教育法特例)を活用した全国初の公設民営による併設型の中高一貫教育校である。 設置者大阪府2021年度までは大阪市)、管理・運営学校法人大阪YMCAが行う。

※この「中高一貫校」の解説は、「住之江区」の解説の一部です。
「中高一貫校」を含む「住之江区」の記事については、「住之江区」の概要を参照ください。


中高一貫校

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/11 06:51 UTC 版)

日本の高校野球」の記事における「中高一貫校」の解説

中高一貫校では中学3年夏の大会終了後高校野球部練習参加できる特例がある。

※この「中高一貫校」の解説は、「日本の高校野球」の解説の一部です。
「中高一貫校」を含む「日本の高校野球」の記事については、「日本の高校野球」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「中高一貫校」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

「中高一貫校」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。



固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「中高一貫校」の関連用語

中高一貫校のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



中高一貫校のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
新語時事用語辞典新語時事用語辞典
Copyright © 2024 新語時事用語辞典 All Rights Reserved.
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの日本の中高一貫校 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの住之江区 (改訂履歴)、日本の高校野球 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2024 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2024 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2024 GRAS Group, Inc.RSS