国公立中高一貫校の入学者選抜における適性検査
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/28 14:23 UTC 版)
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「中学受験#公立中高一貫校の選抜」も参照 文部科学省の指導により、公立中高一貫校の入学者選抜においては学力検査(試験)を実施してはならないと定められているため、公立中高一貫校の多くでは一般の入学試験に変わるものとして「適性検査」が実施されている。そのため、受験ではなく受検と表記される。 「中高一貫教育校が受験準備に偏した教育を行う、いわゆる『受験エリート校』になったり、受験競争の低年齢化が生じるようなことは、教育改革に逆行するものであり、あってはならないこと」という考え方に基づくためである。 実施形式としてはいわゆるペーパーテスト方式であり、学力検査(試験)という名目を回避しながらも事実上入学志望者の学力を比較するものとの見方もある。近年の公立中高一貫校の人気の高まり(主に大都市圏)により、公立中高一貫校専門の受検対策講座を実施する学習塾も増加している。 合格した児童の保護者の証言によると、公立中高一貫校の適性検査は家庭の生活の仕方全てが問われるという。「子どもに問いかけて調べるきっかけをつくる」『家族全員で毎日「読書タイム」をつくってみる』「親子の交換日記や手紙を書く習慣をつける」といった事例が挙げられている。
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