“歯並びや咬み合わせの状態が良くないこと”で、正常咬合でないものです。しかし、正常咬合自体、検査で「ある数値より高いものは不正咬合である」とするような絶対的な検査があるわけではありません。また、人種により正常咬合が異なったりします。
不正咬合には、叢生(乱ぐい歯)などの「歯の位置異常」、歯の周囲の筋肉や舌の力のバランスが崩れることによって起こる「歯列弓形態の異常」、上下の顎の発育のアンバランスによる「咬合の異常」などがあります。
不正咬合は見た目の問題も含めて"歯並びに関して何か日常生活に支障のある状態"と言えます。歯科検診や友人、家族などから不正咬合を指摘されたり、自分で気になったら、まず矯正医の無料相談などを利用して専門家に不正であるか、放置することでどのような支障があるかなど、相談されるのが良いと思います。
不正咬合
別名:歯列不正,咬合不正,咬合不全,下顎前突
不正咬合
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/04 15:14 UTC 版)
不正咬合(ふせいこうごう、英: Malocclusion)とは、顎顔面、歯などが、何らかの原因でその形態と発育と機能に異常をきたし、その結果、正常な咬合機能を営み得ない咬合状態の総称をいう。[1]
- ^ 保母須弥也:咬合学事典、書林、東京都、1979年、OCLC 674414476 全国書誌番号:79018772
- ^ The Academy of Prosthodontics Foundation : The Glossary of Prosthodontic Terms (8 Edition), The Journal of Prosthetic Dentistry; Vol.94 (2005), ISSN 0022-3913
- ^ Douglas M. Anderson :Dorland's Medical Dictionary 28edition, W.B. SUNDERS COMPANY, Philadelphia, 1994, ISBN 0-7216-5323-5
- ^ Dawson P.E : Functional Occlusion From TMJ to Smile Design, 2007, MOSBY, St. Louis, ISBN 978-0-323-03371-8
不正咬合
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/12 06:56 UTC 版)
不正咬合の発症は、主に普段の食事内容が原因と考えられている。小動物の不正咬合は治療が難しく、摂食障害や口内にできてしまった傷からの感染症に発展する、命に関わる深刻な病気だが、発覚した時点ではほとんど取り返しがつかない状態まで進行してしまっている場合が多いため、日々の観察と食事の管理は非常に重要である。なお、食生活に問題がなくとも、先天的に不正咬合を発症しやすいチンチラがいることが報告されている。性質が遺伝すると考えられているため、そのようなチンチラは繁殖させないことが推奨される。 運よく程度の軽い初期のうちに発見できた場合は、食餌療法での回復も期待できる。しかし、重篤な場合は歯を削ったり、抜歯するなどの外科的な処置が必要となる。これらの処置はチンチラにとって大きなストレスであり、成功率も高くはない上、成功して以降も大抵は定期的に歯を削り続ける必要があるため、飼い主にとっても非常に大きな負担となる。
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