レジデンツ‐ひろば【レジデンツ広場】
レジデンツ広場
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/18 06:36 UTC 版)
「ザルツブルク市街の歴史地区」の記事における「レジデンツ広場」の解説
レジデンツ広場(ドイツ語版) (Residenzplatz) は、ツェントルムと呼ばれる旧市街の中心に位置し、中央には「アトラス神の噴水」がある。三方を大聖堂(南)、レジデンツ(西)、グロッケンシュピール(東)に囲まれた一画である。 広場西側にはその名称の由来となったレジデンツ(宮殿)が建っている。現在の宮殿は1619年に完成したもので、歴代の大司教が居住して政治をおこなった場所であり、すべての部屋の天井にはアレクサンドロス大王の絵が描かれている。「神童」と呼ばれた天才モーツァルトが5歳で音楽会をひらき、また、はじめて自作のオペラを上演したところでもあり、モーツァルトの主人であったヒエロニムス・フォン・コロレド(英語版)(Hieronymus von Colloredo, 1772年-1803年)はザルツブルク最後の大司教となった人物である。 現在、レジデンツ内部はザルツブルク州立博物館となっており、そのギャラリーにはヨーロッパの美術品とくに中世絵画が多数収集され、中世の武具なども数多く展示されている。
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