リーマン兄弟による創業
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/27 18:24 UTC 版)
「リーマン・ブラザーズ」の記事における「リーマン兄弟による創業」の解説
1844年、23歳のヘンリー・リーマンはバイエルン王国のリムパーという町からアメリカに移民し、南部アラバマ州のモンゴメリーで日用品店「H.リーマン商店」を開いた。弟のエマニュエルとメイヤーが相次いで移民してきたために、1850年に店名を「リーマン兄弟商会(リーマン・ブラザーズ)」に変更する。 当時、アメリカ合衆国南部では綿花生産が盛んだった。兄弟は客からの支払いで現金の代わりに綿花の現物を受け入れたことをきっかけに、綿花取引に経営の重点を移し、当時綿花取引の中心となりつつあったニューヨークにも事務所を構えた。 1855年に長兄・ヘンリーが死去。残ったエマニュエルとメイヤーが経営を引き継ぎ、南北戦争で南部連合が敗戦したあとは、アラバマ州の復興を資金面で支えた。まもなく本部をニューヨークに移す。1870年にはニューヨーク綿花取引所が開設され、リーマンもこれに協力、エマニュエルは同取引所の取締役を1884年まで務めた。このころ、リーマンは鉄道建設債券市場に参入し、のちに主力業務となった金融アドバイザリーを開始した。
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