リトルエンディアン
リトルエンディアンとは、複数バイトのデータ量を持つ数値データを、コンピューターのメモリーに格納したり(あるいは転送したり)する際に、分割されたバイトの最下位から順に記録(転送)する方式のことである。
通常のコンピューターでは、メモリーには1バイトごとに昇順のアドレスが割り振られているが、2バイト以上のサイズ(データ幅)を持つ数値をメモリーに格納する場合は、1バイトごとに分割して各アドレスに格納する必要がある。それに伴って、格納する順位に昇順かあるいは降順かという選択の余地が生じるわけである。
最下位から記録するリトルエンディアンに対して、最上位のバイトから順に記録(転送)する方式は、ビッグエンディアンと呼ばれる。なおCPUによってリトルエンディアンを採用するかビッグエンディアンを採用するかは定まっており、例えばIntelのマイクロプロセッサでは8086からPentiumシリーズまでリトルエンディアン方式で記録されるが、Motorolaのマイクロプロセッサにおいてはビッグエンディアンで記録される。
エンディアン
リトルエンディアン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/29 22:49 UTC 版)
8ビットで1ずつアドレスが増加する場合 アドレス増加 → … 0D 0C 0B 0A … 最下位バイト (LSB) は 0D で、そのアドレスは一番低い。他のバイトはアドレス増加に追従する。 16ビットで1ずつアドレスが増加する場合 アドレス増加 → … 0C0D 0A0B … 16ビットで格納されている最下位の値は 0C0D で続いて 0A0B が入る。
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