ラサク

品種登録データベース

ラサク【ﾗｻｸ】（草花類）

※登録写真はありません	登録番号	第8673号
	登録年月日	2001年 2月 9日
	農林水産植物の種類	アルストロメリア
	登録品種の名称及びその読み	ラサク 　よみ：ﾗｻｸ
	品種登録の有効期限	20 年
	育成者権の消滅日
	品種登録者の名称	協和醗酵工業株式会社
	品種登録者の住所	東京都千代田区大手町一丁目６番１号
登録品種の育成をした者の氏名	檜山一郎
登録品種の植物体の特性の概要
この品種は、「ケーナ」に「マドンナ」を交配して育成されたものであり、花は側方外花被は淡黄色で先端がピンク白色、側方内花被は鮮黄色で先端が黄白色で全体に暗紅色の条線が入る花壇及び切花向きの品種である。草丈は低、茎の太さはやや細、色は濃黄緑（JHS カラーチャート3307）である。葉の全形は長楕円状披針形、長さ及び幅は中、表面の色は暗緑（同3708）、光沢は強である。開花の方向は咲き上がる、散形花序の分枝数は少、花柄長、１分枝当たりの花数、花の縦径、横径及び花被片の展開度は中、側方外花被の全形は倒卵形、内面の花色の模様はⅦ型、内面のＡゾーンの色はピンク白（同0101）、Ｂゾーンの色は淡黄（同2503）、条線は有、数は極少、大きさは中、分布は内側のみ、色は濃紅（同0109）である。中央外花被の全形は倒卵形、内面花色の模様はⅦ型、内面のＡゾーンの色は黄白（同2502）、Ｂゾーンの色は浅緑黄（同2703）、条線は有、数は極少、大きさは小、分布は内側のみ、色は濃紅（同0109）である。側方内花被の全形は倒披針形、内面の花色の模様はⅡ型、内面のＡゾーンの色は黄白（同2701）、Ｂゾーンの色は鮮黄（同2507）、条線は有、数は多、大きさは大、分布は全体、色は暗紅（同0110）である。中央内花被の全形は倒披針形、内面の花色の模様はⅡ型、内面のＡゾーンの色は黄白（同2701）、Ｂゾーンの色は明黄（同2505）、条線は有、数は多、大きさは中、分布は全体、色は暗紅（同0110）である。花糸の主な色は紫ピンク（同9203）、葯に対する柱頭の位置は葯より下位、花柱の主な色は紫ピンク（同9203）である。開花習性は二季咲以上、開花の早晩は中である。「バネッサ」と比較して、草丈が低いこと、外花被全形が倒卵形であること、外花被の内面の条線の色が濃紅であること等で区別性が認められる。
登録品種の育成の経過の概要
この品種は、平成７年に出願者の温室（茨城県つくば市）において、「ケーナ」に「マドンナ」を交配して胚珠培養を行い、開花した個体の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、８年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。