マックスウェルの方程式から遅延ポテンシャルを導出
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/22 08:14 UTC 版)
「遅延ポテンシャル」の記事における「マックスウェルの方程式から遅延ポテンシャルを導出」の解説
ポテンシャル形式のマックスウェルの方程式から、遅延ポテンシャルのうち、特に磁気ベクトルポテンシャルについてを導出する。導出の戦略は下記の通りである。 STEP1:ポテンシャル形式のマックスウェル方程式のフーリエ変換 STEP2:グリーン関数が従う方程式を導出する。 STEP3:Step2で得られた方程式の空間成分に球面座標変換を施し、等方性(球称性)を考慮する。 STEP4:グリーン関数を求める。 STEP5:解のフーリエ逆変換2 STEP6:解のフーリエ逆変換2 STEP7:時空因果律に反する解を棄却する。 電位スカラーポテンシャルも同様に導出されるが、これについては、上記戦略にて同様に導出されるので、省略する。 本節の議論は、オッペンハイマー(特に7章p33以降)川村(p151~),砂川(特にP254付近)と概ね同等である。従って、本筋の部分については、個々の補助定理や個々の結論にいちいち文献指示をつけない。本記事は、現代工学との整合性に留意し、E-B対応、国際単位系で議論しているが、上記文献の中には別の立場に立っているものもある。しかし単位の換算程度の問題については、特段断わりをいれない。数学的な扱い等に特に留意を要する個所については重要性、難易度に応じ、文献指示、脚注、付録をつけることにする。
※この「マックスウェルの方程式から遅延ポテンシャルを導出」の解説は、「遅延ポテンシャル」の解説の一部です。
「マックスウェルの方程式から遅延ポテンシャルを導出」を含む「遅延ポテンシャル」の記事については、「遅延ポテンシャル」の概要を参照ください。
- マックスウェルの方程式から遅延ポテンシャルを導出のページへのリンク