ポントピダン【Henrik Pontoppidan】
ポントピダン
ポントピダン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/01 21:01 UTC 版)
のちにデンマーク=ノルウェーのベルゲン司教ポントピダン(英語版)は、その著書『ノルウェー博物誌』(1752年。実際は第2巻、1753年)において、クラーケンの説明をおこなっている。 クラーケンは、浮上するとまるで列島か環礁に間違えられるとされ、その間には小魚が泳ぎ交うのだという。ノルウェーの漁師は、豊漁が見込めるゆえに、あえてクラーケンのいる真上で操業するのだという。今でも「クラーケンの上で漁をしてきたんだな」という俚諺が伝わっている。 しかしクラーケンは、最強の軍艦さえも海底まで引きずり込める恐ろしい怪物である。そして、危険はこの生物じたいにとどまらず、潜水した時に生じる渦巻でもあり、それは有名なモスケン島周辺メイルストロムのようだと形容されている。 摂食習性として、数か月もっぱら捕食に専念すると、その後の数か月はもっぱら排泄物を出し続け、その海は濃厚になって濁るが、よい芳香を発して魚類をひきよせるという。これは頭足類が墨袋の墨を放出したとすれば合致するという後年の学者の考察がある。
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