ペプシノ-ゲンとは? わかりやすく解説

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ペプシノゲン【pepsinogen】

読み方:ぺぷしのげん

胃液含まれる消化酵素ペプシンの元となる酵素前駆体2種類のペプシノゲンが存在する血清中におけるそれらの比と、胃粘膜萎縮程度相関することが知られ胃がん発生危険因子評価用いられるペプシノーゲンPG


ペプシノゲン

 ペプシノゲン(PG)は、胃液含まれる消化酵素ペプシン」のもととなる物質で、産生する場所からⅠと分けられます。PGⅠは主に胃酸作る部位から、PGは胃全体から分泌されます。ほとんどは胃内分泌されますが、一部血液中に移行するため、血液中のPGⅠPG調べることによって胃の異常を知ることができます
 ピロリ菌感染などで胃粘膜炎症が起こると血中PGⅠPGがともに増加します。さらに、胃の炎症進んで胃粘膜萎縮して少なくなると、PGⅠ減少してPGⅠ/比も低下します。そのため、ペプシノゲン検査において、PGⅠ70 ng/ml以下かつPGⅠ/比が3.0下になる胃の炎症進んでいると判定され胃粘膜萎縮していることが分かります
 胃の表面胃粘膜によって胃酸胃液から守られています。しかし、胃粘膜萎縮が進むとこの防御機能弱くなるため、胃潰瘍胃がん発症しやすくなります。このことから、ペプシノゲン検査胃がん検診応用されています。


ペプシン

(ペプシノ-ゲン から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/20 09:38 UTC 版)

ペプシン (pepsin,EC.3.4.23.1-3) は動物ので働くタンパク質分解酵素の一つ。アスパラギン酸プロテアーゼの一つ。ギリシア語で「消化」を意味する πέψις(ラテン文字転写 pepsis)に因んだ命名。




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