プロフィール 2
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1960年代以後、美術界は写真の時代に入り、ベンヤミンの著書「複製技術時代の芸術」などに翻弄され芸術はアウラを超え「写真」と「版画」の時代に変革していった。 そんな中で上矢津も油彩の抽象絵画から離れ、剥製や標本の写真をシルクスクリーンに転写、1970年「シリーズ博物詩」を制作。内外で受賞を重ね評判を得るが、数年で概念的抽象絵画に戻っている。版画の受賞歴は重いが版画家としてひとくくりは出来ない。 特徴ある「コラージュ」や「立体」を制作。 後年、東京芸術大学教授の中林忠良や野田哲也に招かれ、油絵科版画研究室の講師を4年間勤める(1990-1993) 1990年以後、「円記号」を描くようになりブランドマークとしてドローイングや写真の大型インクジェットプリントに使用する。才が先んじて留まれないタイプ。病による休止が続き、近年に重い胸腺癌となったようだが手術で復活。コンパスで絵を描くことに専念、特製の大きなコンパスでキャンバスに弧を引く。
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