フリッツ・ワルサーの登場
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「フリッツ・ワルサー」の記事における「フリッツ・ワルサーの登場」の解説
テューリンゲン州ズール市ツェラ・メーリスでカール・ワルサーの長男として生まれる。ワルサー家は代々銃器開発の家柄。父であるカール・ワルサーが26歳の時にカール・ワルサー社の名前で銃砲店を創業したとき、フリッツも父カールと共に仕事に就いた。創業当時は主にスポーツ射撃用ライフルを生産していたがその後、カール・ワルサーは自動式拳銃の開発に没頭するようになり、フリッツもそれに習い共に研究を進めて行った。1908年にフリッツはワルサー社としては最初の自動式拳銃であるワルサーモデル1(Kaliber 6,35 mm)を開発に成功する。この画期的な半自動式拳銃はその後話題を呼び、ワルサー社はドイツ国内で有名になった。しかしその後起こった第一次世界大戦で敗北したドイツはヴェルサイユ条約の下、厳しい軍備制限と賠償金に悩まされることとなった。兵器の生産に関しても拳銃など小火器に至るまで制限されることとなり、一時的にワルサー社は危機に立たされた。(口径9mm以上、銃身長100mm以上の拳銃の生産は禁じられた)そこでフリッツはこの条約に触れない自動式拳銃の開発に乗り出す。
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